企画書
この度の東日本大震災で被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
「陶ISM」では、器の力で被害に遭われた方々を元気づけることは何か出来ないのか?
そんな思いで「陶ISMウツワノチカラProject」を震災後、立ち上げました。
先日被災地でもある仙台市「晩翠画廊」で開催された「ウツワノチカラProject1~被災地へ向けて陶ISMから出来ること」では全国の陶ISM登録作家46名の器約1000点をワンコイン・ツーコインで販売。
来場いただいた皆様に喜んで頂き、結果、ほぼ完売の形で会期を終えることが出来ました。(>詳細レポートはこちら)
陶ISMとしては今後、被害の大きかった地域の仮設住宅や避難所への器の提供を「ウツワノチカラProject2~届ける想い」と題して継続していこうと思っています。
すでに福島から栃木県内に避難されている方々へ栃木県のボランティア団体を通じ、笠間・益子の作家から寄付していただいた器を2回に渡り届け、いずれも大変喜んでいただけました。
また、仙台でのProject1の会期中、被害の大きかった宮城県・気仙沼を訪れ、その被害の大きさをこの目で知るとともに、現地で支援活動を行っている方から色々な話を聞くことが出来ました。(>詳細レポートはこちら)
その時に感じたのは、本当に被害に遭われた方々に何かをしたいと思ったときに、実際陶芸家として出来ることはあまりに少なすぎる、という事。
そんな中でも器はたとえ微力でも人を喜ばせ、元気づける力があるようです。
今後、陶ISMとしてはただ器を送り届けるのではなく、可能な限り現地に直接行き、現地で出来ることも何か協力を行いながら、人と人の繋がりの中で出来る支援の形を大切にして活動していきたいと考えています。
送り先の方々、現地で支援活動をされている方々とコンタクトを取り、慎重に意見を交換しながら出来る限り届ける先の望ましい形を選びながら届けます。
この「ウツワノチカラProject2」では、陶ISM登録作家・登録企業の枠は越えて協力を求めたいと思っています。
(器の寄付・活動資金の寄付等)
この「器を届ける」という活動を通しての人と人との繋がりが今後の皆さんにとって何か得難いものとなり、生き続けていけば幸いです。
※すでに8月現在、宮城県 気仙沼(確定)・女川(確定)・石巻(詳細調整中)への器の提供が決まっています。
※実際に器を届けるのは9月上旬~中旬を最初に、その後は各場所との話し合いの結果次第になります。
※それぞれ届け先のボランティア団体等と連絡を取り合いながら慎重に行います。
※必要な器の数、かかる経費などはその都度届け先との調整の後決定。
※届けた後はウェブ上などでその都度結果報告を行います。
今後、ウツワノチカラProject2を進めていくにあたり、届け先との意見調節が大事であると思いますが、まず陶ISMとしては作品のストックをしておく事が大事なことだと考え、作家の皆様に対しての作品募集をいち早く開始いたします。
陶ISM参加作家のみならず、この企画に賛同して頂ける作家の皆さんに、広く呼びかけたいと考えていますので、お知り合いの方にもぜひお声をかけてくださいますようお願いいたします。
参加・協力していただける作家の皆様は陶ISM事務局宛に、お名前・住所・ホームページアドレスをお知らせ下さい。
陶ISMウツワノチカラのページに随時掲載し、紹介させて頂きます。
震災後、陶ISMで繋がりのあるギャラリー・ショップ・メディアの皆様からのあたたかいお言葉や励まし、本当にありがとうございました。
また、震災後の陶ISMの色々な活動に対しても「何か出来ることは無いか?」といったお気遣いや、実際に協力いただいた方々もたくさんおり、実行委員会一同とても感謝しております。
実際「ウツワノチカラProject」に関しましてもすでに「協力したい」「一緒にやりたい」という申し出をありがたいことに何件かいただいております。
現実的に陶ISMとして「ウツワノチカラProject2」を続けていくにあたり、移動、運搬にかかる経費がどうしても必要になってきます。
先日宮城県気仙沼を訪れた際も、移動時間だけで栃木から片道6時間近くかかり、実際に現地での活動を含めると一日では難しいスケジュールです。
大前提として陶ISMは経済活動を行っている利益団体ではありません。
また、実行委員の生活する笠間・益子もまた今回の震災で大きな被害を受けているという現状もあります。
実行委員会のスタッフも当然個々の活動を持っており、それぞれ自分の生活がありますので、すべて陶ISM側からの経費・労力の負担だけではこの活動は長続きしません。
もし、この活動に賛同してくださる企業の方々がいましたら、「陶ISM ウツワノチカラProject」への活動資金のご協力をお願いいたしたいと思います。
また、活動資金のみではなく、何らかの形でこの活動に協力・提案をしたい、という方もどうぞご相談ください。
例)
①チャリティーイベントの開催>売り上げをこの活動に寄付
②届け先での器の提供と絡めた炊き出しやその他の関連品の提供(箸やコースター等の食卓の道具)等
出来る限り、無理のない体制で細く長く続けていく活動になれば、と考えておりますので、どうぞご協力の程、宜しくお願いいたします。
また、お知り合いの企業・個人の方にもこの活動をご紹介していただけると幸いです。
それではよろしくお願いいたします。
お問い合わせ先
Contactのページから
※「ウツワノチカラ」Projectに関してのお問い合わせは栗谷まで。