共催:陶ISM/D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA by TAITA
協力:いせや本店 うつわ謙心 ケンブリッジの森 SHUHALLY スタジオ木瓜
陶ISM「つながる想い」展 レポート
(レポート作成:陶ISM実行委員会 西丸太郎)
2011年11月23日(水)〜12月5日(日)にD&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA by TAITAにて開催された陶ISM「つながる想い」展について、少し時間が経過してしまいましたが、レポートしたいと思います。
開催にいたるまで
そもそも今回のこの企画は、静岡県で開催予定だった陶ISM代表 二階堂明弘の個展が震災により中止となってしまったことから始まります。先の震災で、益子・笠間でも多くの陶芸家が被災し、一時的に作陶が困難な状況に陥りました。それは個展を開催予定だった二階堂さんも例外ではなく、工房、作家ともに被災し、今後の活動を考える状況ではありませんでした。
その状況を知った静岡の方々が「何か出来ることはないか」と呼びかけてくれ、人と想いがつながり、D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA by TAITAでの陶ISM展の開催となりました。
今回の開催にあたり、私は主にWebサイトを、妻の西丸久美子がD&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKAさんと参加作家側のやり取りを行う窓口を担当しました。何分不慣れなもので行き届かなかった点やご迷惑おかけした点が多々あったかと思いますが、D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA 店長の森さんをはじめスタッフの皆様に、心強いご協力を頂いたおかげで無事開催に至る事が出来ました。
搬入(11月22日)
搬入のため22日の早朝に 二階堂、井上、今井、岩下、小山、宮澤の6名が益子・笠間から出発。首都高の渋滞に巻き込まれながらも無事に到着し、D&Dのスタッフの方々と展示を行いました。
作品写真
今回のこの展示は陶ISMの登録作家からセレクト作家として前田直紀、伊勢貴俊、宮岡貴泉、高橋朋子の4名と陶ISM実行委員会から 二階堂明弘、伊佐名美子、井上塁、今井梨絵、岩下宗晶、栗谷昌克、kei、 小山修司、西丸久美子、佐々木康弘、寺村光輔、豊田雅代、中園晋作、中村かりん、船串篤司、平松龍馬、松本良太、宮沢有斗、吉田丈、(敬称略)と私の合計24名での出展でした。(写真:西丸太郎/ピンボケすみません・・・)
二階堂明弘高橋朋子前田直紀伊勢貴俊宮岡貴泉井上塁西丸久美子豊田雅代今井梨絵佐々木康弘中園晋作岩下宗晶寺村光輔kei宮澤有斗平松龍馬吉田丈栗谷昌克中村かりん小山修司伊佐名美子松本良太船串篤司西丸太郎
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茶会ワークショップ(11月26日、27日)
会期中の11月26日と27日、伝統に現代の感覚をとりいれ、気軽に本格的な裏千家茶道が体験出来る、横浜「SHUHALLY」の松村 宗亮氏を迎え茶会ワークショップを行いました。
(写真:岩下宗晶、松本良太)
トークショー ●二階堂明弘/「陶 ISM」代表 × 日野明子/クラフトバイヤー「スタジオ木瓜」× ナガオカケンメイ/「D&DEPARTMENT」
2011 年 11 月 25 日 ( 金 ) 19:00からトークショーを行いました。
陶 ISM を立ち上げた栃木県益子の陶芸家 二階堂明弘と、日本各地を飛び回り、ものづくりの現場を 訪れ、納得したものを買付けるクラフトバイヤーの日野明子氏、売り方をデザインする D&DEPARTMENT の会長であり、d design travel を通して栃木県益子を取材してきたナガオカケンメイ氏が、陶芸界の「今」 についてトークセッションしました。
(トークショーの様子)
搬出(12月5日、6日)
5日(最終日)の搬出は笠間から井上、松本、前田の3名が搬出を行いました。
6日は栗谷、岩下、豊田、平松、宮澤、の5名で完全搬出を行いました。(敬称略)
ふりかえって思う事
今回のこの企画展開催にご協力頂いた皆様の「想い」を、今後私たちがどのように「つなげて」いくか、「伝えて」いくか、それを自発的に考えて行動していく必要があると思います。
最後になりましたが、今回のこの企画にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
(レポート作成:陶ISM実行委員会 西丸太郎)